先週末は、義母の喜寿のお祝いで、
写真館で家族写真を撮り、
その後、老舗洋食店でお食事をしました。
その洋食店は次女のバイト先。
小学校からの親友のお父さんがシェフで3代目。
テレビ取材も多く、街で評判のレストランです。
いつも準備が良くて、しっかりものの義母、
写真館に向かう前に
「遺影に使うかもしれないから」
と、朝イチで美容院でヘアセット。
なのに、いざ撮った写真の中から選ぶ時には
孫娘たちが良く写ってるのを選べと言う義母。
そんな義母、私は一度も怒っているのを見たことがありません。
うちの三姉妹も、赤ちゃんの頃からおばあちゃんが大好きで、補聴器が不調でカメラマンの指示が聴こえない義母をあれこれサポートしていました。
何度も同じことを言うようになってきた義母の話、
三姉妹はいつも遮らずにずっとニコニコ聞いています。
長女は有給をとって、義母との旅行を計画中なんだとか。
レストランでは、次女のバイト仲間も
シェフもお祝いしてくださって、
持ち込みのケーキもケーキ花火や可愛いろうそくで仕上げられていました。
ろうそくの火を消した義母に
次はみんなからプレゼント。
花束、孫娘からはそれぞれが用意したウォーキングシューズ、写真立て、
最後に末っ子のアンが、
手作りカード(今までの家族写真とメッセージ入り)を渡した瞬間
それまでニコニコしていた義母は、わっと泣き出して
「こんな幸せでいいんかね。」
と言いました。
そんな義母にもらい泣きしながら
良き母であり、姑であり、祖母である、
その生き方が今につながっていて、
おかげで三姉妹は、こんなに優しく育ちました、
ここにお嫁にきて私も幸せです、
そんなことを思いました。
レストランのすぐ近くの土手を、みんなでお散歩。
先週は私と義母の誕生日を迎え、
今日は私の父の命日。
長女が産まれたばかりの頃、
里帰り中で、父と母と初孫の写真を撮ったのも
故郷の桜の下。
来年はどんな想いで桜を見るんだろう。
桜の季節は、今までとこれからを想う季節です。